令和7年度の障害年金額はどう変わった?最新支給額をわかりやすく解説
令和7年度の年金額が1.9%引き上げられました。この記事では、障害基礎年金・障害厚生年金の最新年額をわかりやすく紹介し、改定の背景や生活への影響も丁寧に解説します。
年金額はどう変わった?令和7年度の改定ポイント
令和7年度(2025年度)の年金額は、前年度比で1.9%の引き上げとなりました。これは、名目手取り賃金変動率2.3%から、マクロ経済スライド調整▲0.4%を適用した結果です。老齢年金のみならず、障害年金も同様に改定が行われています。支払日は令和7年6月13日からです。
障害基礎年金の令和7年度支給額(年額)
令和7年度の障害基礎年金の支給額は、受給者の生年月日によって異なります。
1級
・昭和31年4月2日以後生まれの方:1,039,625円
・昭和31年4月1日以前生まれの方:1,036,625円
2級
・昭和31年4月2日以後生まれの方:831,700円
・昭和31年4月1日以前生まれの方:829,300円
※子の加算額は、2人まで1人につき239,300円、3人目以降は1人につき79,800円です。
障害厚生年金の令和7年度支給額(年額)
なお、障害厚生年金の支給額についても、令和7年度から以下のように改定されています。
1級:報酬比例の年金額 ×1.25 +障害基礎年金1級
2級:報酬比例の年金額 +障害基礎年金2級
3級:報酬比例の年金額(最低保障額は623,800円)
※配偶者の加給年金239,300円です。
※子の加算額は、2人まで1人につき239,300円、3人目以降は1人につき79,800円です。
(補足)令和7年度の老齢年金額
令和7年度の老齢基礎年金額(年額)は、受給者の生年月日によって異なります。
老齢基礎年金(満額)
・昭和31年4月2日以後生まれの方:831,700円
・昭和31年4月1日以前生まれの方:829,300円
老齢厚生年金(基礎年金含む)のモデルケース
2,793,400円(40年厚生年金加入の方+40年国民年金加入のその配偶者の)
※いずれも年間支給額です。
まとめ
年金改定は生活設計の見直しのチャンス
令和7年度の年金改定では、支給額が引き上げられたとはいえ、物価や生活費の上昇を完全にカバーするものではありません。特に障害年金を受給している方にとっては、収入源の安定性が重要と思います。