慢性疲労症候群で障害基礎年金2級を受給、年間約83万円の支給が決定した事例

相談者

  • 性別:女性
  • 年齢層:30代
  • 職業:無職(就労困難な状態)
  • 傷病名:慢性疲労症候群
  • 決定した年金の種類と等級:障害基礎年金2級
  • 年間受給額:約83万円

 

相談時の状況

相談者は、にインフルエンザに罹患したことをきっかけに、鼻水や喉の痛み、咳、腰痛、全身の倦怠感などが長引き、2カ月以上体調不良が続いていました。症状は一部改善したものの、慢性的な疲労感や不眠が続いていました。

同年冬には新型コロナウイルスに感染し、症状がさらに悪化。外出や家事が困難となり、「A病院」への入院も経験されました。以降も倦怠感や易疲労感、心拍数の上昇、息苦しさ、悪心、背中のだるさなどの症状に加え、思考力の低下や注意力の欠如、入眠困難やめまいなどが見られるようになりました。

発症前はこまめに家計簿をつけていた相談者も、計算が困難になり、記録を続けられなくなっていました。日中はほとんどを寝て過ごし、食事の準備も一人ではできない状態。トイレに行くことも億劫に感じ、洗顔や入浴などの身支度は、病院に行くときに限り夫の援助を受けて行っていました。

炊事・洗濯・掃除といった家事全般は夫が担っており、買い物も生協の宅配を利用。社会的な手続きも家族の援助が必要で、就労は困難な状況でした。

 

相談から請求までのサポート

初診日と障害認定日が同一の医療機関だったため、診断書は1枚での提出が可能でした。書類作成にあたっては、主治医に対し、相談者が日常生活で抱えている困難を丁寧に伝えることが重要でした。

具体的には、日中ほとんど横になって過ごしていること、一人での外出ができないことなど、生活の実態をまとめた資料を作成し、医師に提供しました。その内容をもとに、診断書には実情に即した記載がなされるよう配慮しました。生活状況と医療情報に矛盾が生じないよう、慎重に準備を進めました。

 

結果

障害基礎年金2級が認定され、年間約83万円の支給が決定しました。ご夫婦ともに、経済的な不安が和らいだとお話しされており、安心された様子でした。今後は、生活と療養の両立を少しずつ図っていけるよう、環境を整えていくことが期待されます。

慢性疲労症候群をはじめ、うつ病や発達障害、がん、その他の病気による障害年金の申請は、症状の伝え方や書類作成の工夫が重要です。
当事務所「仙台障害年金相談オフィス」では、仙台を中心に、障害年金の受給を目指す方々をサポートしています。
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