「線維筋痛症」で障害厚生年金2級を取得、年間約149万円の受給となったケース
相談者
性別:女性
年齢層:40代
傷病名:線維筋痛症
決定した年金の種類と等級:障害厚生年金2級
年間受給額:約149万円
相談時の状況
相談者は仕事中に突然熱中症のような症状を感じ、その後も継続的に全身の体温が上昇し、紅斑症のような発疹が出現しました。また、強い体の痛み、動悸、息苦しさなどの症状があり、日常生活にも大きな支障をきたしていました。
A病院を受診し、血液検査を実施。その結果、より詳細な検査が必要との判断で、B総合病院への受診を勧められました。しかし、紹介先のB総合病院の予約日まで日数があり、症状が悪化したため、C病院を複数科にわたり受診することとなりました。
膠原病や甲状腺の疾患、更年期障害の疑いが持たれましたが、確定診断には至らず、B総合病院での診察を待つようにとの指示を受けました。その後、D病院の婦人科を受診し、引き続き更年期障害や膠原病の可能性を指摘されました。
また、かかりつけ医にも相談したところ、難病の可能性があるため、E総合病院で精密検査を受けるよう勧められました。しかし、どの診療科でも確定的な診断には至らず、「自己免疫疾患の可能性は高いが原因不明」という説明を受け、症状に対する投薬療法を継続することとなりました。
その後、B総合病院で詳細な検査を受けた後、「線維筋痛症」専門のFクリニックへの通院を勧められました。そして受診した結果、「線維筋痛症」と確定診断されました。現在は月に1~2回の通院を続けながら、投薬療法を受けていますが、症状は依然として重く、手足や首の関節が痛みで動かなくなることもあります。また、常に痺れがあり、全身の大きな関節に激痛が走ることがあり、その痛みが移動する特徴もあります。
これらの症状により日常生活が著しく制限され、就労することができない状況となっていました。
相談から請求までのサポート
障害年金の申請にあたり、初診日を特定することが重要でした。相談者は複数の医療機関を受診していたため、初診日の特定に困難がありましたが、カルテや紹介状をもとにA病院での受診日を初診日として受診状況等証明書を取得しまた。
診断書の作成においては、主治医に「診断書(肢体の障害用 様式第120号の3)」を作成依頼する際には、診断書⑨「現在までの治療の内容、期間、経過、その他参考となる事項」欄に、次の表1の「重症度分類試案のステージ」のいずれに該当しているか記載いただくようお願いました。また、相談者の症状が日常生活や就労にどの程度支障を与えているかを明確に記載するように依頼しました。
特に
〇常に激しい痛みがあり、歩行や動作が困難であること
〇家事や身の回りのことも困難であること
〇就労が不可能であること
を重点的に記載してもらいました。
また、「病歴・就労状況等申立書」においても、相談者の症状の変遷や、どのような困難があるかを詳細に記載しました。さらに、医師の診断書と整合性を持たせるよう、文書の修正や加筆を行いました。
結果
申請の結果、線維筋痛症による障害厚生年金2級が認定され、年間約149万円の受給が決定しました。これにより、相談者は経済的な支援を受けながら治療に専念できる環境を整えることができました。
現在も継続的に通院しながら、投薬療法を続けており、少しでも症状の改善を目指しています。相談者からは「専門的なサポートを受けたことで、無事に障害年金を受給でき、今後の生活に少し安心感を持てるようになった」との感謝の声をいただきました。