「後縦靭帯骨化症」で障害基礎年金1級を受給、年間約102万円の支給が決定したケース
相談者
性別:男性
年齢層:70代
傷病名:後縦靭帯骨化症
決定した年金の種類と等級:障害基礎年金1級
年間受給額:約1,020,000円
相談時の状況
相談者は63歳のときに両手の痺れや歩行時の足の動きの悪さを自覚し、医療機関を受診した結果、「後縦靭帯骨化症」と診断されました。
「後縦靭帯骨化症」とは、脊椎の後縦靭帯が骨化し、脊髄を圧迫することで手足のしびれや運動障害を引き起こす疾患です。進行すると歩行困難や日常生活動作の障害が現れることがあります。その後、手術を受けましたが、痺れの症状は残り、回復が思わしくない状態が続きました。
その後も症状は急速に悪化し、日常生活に大きな支障をきたすようになりました。特に、トイレや入浴などの基本的な動作が困難となり、家族の全面的な介助が必要な状況でした。相談時にはすでに72歳であり、ご家族(子供さん)からの依頼により、障害年金の請求代行をサポートすることになりました。
ご本人が70歳を過ぎていらっしゃいましたが、ご家族はインターネットで「65歳前に初診日があれば、65歳を過ぎていても『認定日請求』はできる」という情報を知り、障害年金の申請について相談されました。
相談から請求までのサポート
当事務所では、まず初診日の確認を行いました。相談者は63歳で初めて医療機関を受診しており、65歳前に初診日があることが確認できたため、認定日請求が可能であると判断しました。
次に、障害認定日における状態を詳細に証明するため、主治医に診断書の作成を依頼しました。また、現在の症状についても、トイレや入浴を含めた日常生活全般での全介助状態であることを具体的に記載してもらうようお願いしました。
さらに、病歴・就労状況等申立書では、初診日から現在に至るまでの症状の経過や、家族の介助の必要性を詳しく説明し、審査機関に実態が伝わるよう工夫しました。
結果
審査の結果、認定日請求が認められ、認定日および事後重症ともに障害基礎年金1級に認定されました。また、老齢基礎年金との差額分として約5年分の障害基礎年金が一括支給されました。
今後は、「障害基礎年金1級」と「老齢厚生年金」と「年金生活者支援給付金」の組み合わせで年金を受給することになり、経済的な安定が確保されました。
本件は、65歳前に初診日があることで認定日請求が可能となり、適切なサポートを行うことで受給につながったケースでした。同様の症状でお悩みの方は、早めに専門家へ相談されることをおすすめします。