東日本大震災を契機に発症した「反復性うつ病性障害」で障害厚生年金3級を受給できたケース
相談者
- 性別:女性
- 年齢層:30代
- 職業:就労と休職を繰り返す状況
- 傷病名:反復性うつ病性障害
- 決定した年金の種類と等級:障害厚生年金3級
- 年間受給額:約63万円
相談時の状況
この相談者は、東日本大震災をきっかけに精神的ショックを受け、継続的なうつ状態に悩まされるようになりました。震災後は、身体的な痛みや吐き気、不眠、強い不安感といった症状が日常的に続くようになり、当初は内科を受診していましたが、明確な身体的異常は見つからず、医師の紹介で精神科へ転院。そこで「反復性うつ病性障害」と診断されました。
以後、継続して通院し、投薬治療を受けながら生活していたものの、気分の波が大きく、日常生活全般に支障が出る状態が続きました。身の回りの清潔保持や食事管理ができず、金銭管理のトラブルも重なり、就労の継続も困難になったため、障害年金の申請を希望され、当事務所へご相談いただきました。
相談から請求までのサポート
相談者の初診病院では、5年経過によりカルテが破棄されており、「受診状況等証明書」の取得が不可能でした。そのため主治医に対して「第三者証明書」の作成を依頼し、初診日の特定と症状の連続性を裏付けました。
さらに、「診断書(精神の障害用)」についても、相談者の生活実態が正確に反映されるよう、主治医に対して具体的な困難の内容(清潔保持、通院の継続困難、借金を伴う金銭管理の困難など)を詳しく伝えました。
「病歴・就労状況等申立書」では、震災後から現在に至るまでの症状の経過、治療歴、就職と休職の繰り返し、日常生活での困難などを明確に記載。審査機関が状況を正確に把握できるよう工夫を凝らしました。
結果
申請の結果、「反復性うつ病性障害による障害厚生年金3級」の認定を受け、年間約63万円の障害年金受給が決定しました。受給により経済的な安定が得られ、現在は医療的支援のもと療養を継続しながら、無理のない範囲での就労を目指しています。
相談者ご本人は、これまで長期間にわたり傷病の影響で就職と退職を繰り返してこられましたが、今後は障害者雇用制度を活用し、社会復帰を目指したいという希望をお持ちです。障害年金の受給は、その第一歩となりました。

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